ママのみなさん、夜中の授乳や夜泣きで大変な思いをされていませんか?
私も娘が生後4ヶ月のころから夜間の頻回授乳に悩む毎日でした。
1〜2時間おきの授乳で心身ともに疲れ果て、上の子にも優しく接することができず…。そんな中でネントレに挑戦し、2ヶ月続けました。
最終的には中断という選択をしました。この記事では、同じように悩むママに向けて、私の経験をお話しさせていただきます。
ぜひ参考になればうれしいです。
ネントレを決意するまで
夜泣きとの戦いに疲れ果てて…
毎晩1〜2時間おきの授乳、本当に辛いですよね。
「今日こそは寝てくれるかな」と期待しても、また泣き声で目が覚める。
授乳して寝かしつけても、また1時間後には同じことの繰り返し。
一度起きてしまうと、そこからすぐに寝つけず寝てないまま授乳。
昼間も強い眠気との戦いでした。
しかも、布団に置くとすぐに起きてしまうため、何時間も抱っこしたりおんぶしたまま…
心身ともに限界で、ささいなことでイライラしていました。
つい上の子の事を強く怒ってしまうこともありました。
そんな中、上の子に音声チックがではじめました。
私が怒りすぎたからだと自分を責めました。
「このままじゃダメだ」という思いが日に日に強くなっていきました。
光が見えた瞬間
ネントレの本を必死で読みあさる中で出会ったのが、「ねんねまま」の本でした。
ねんねママの体験談と優しい言葉にほっとしたのを覚えています。
「私だけじゃないんだ」という安心感と共に、このままの状態は家族みんなにとって良くないと思い始めました。
そこでねんねママのねかしつけ強化クラスというのに入会し、コンサルもお願いしました。
私が選んだネントレの方法
ファーバーメゾット式との出会い
色々な方法を調べる中で選んだのが、ネントレの主流であるファーバーメゾット式。
赤ちゃんが泣いても少しずつ待ち時間を延ばしていく方法です。
最初は3分、次は5分、その次は10分…。
完全に放置するわけではないものの、一人で寝かせることに不安があり、ファーバーメゾットに踏み切るまで少し時間がかかってしまいました。
ファーバーメゾットは基本別室でおこなう方法ですが、別室は不安だったため同室で少しずつやる方法をとりました。
しかし、同室で泣き声を聞き続けていると、精神的にやられてしまい寝室にいくと動悸がするようになりました。
授乳をしないと娘は2時間ほど平気でないていました。
そこでファーバーメゾットに踏み切ることにしました。
ネントレ開始前に準備したこと
まずは寝室の環境作りから始めました。
布団もサークルで囲い安全性を確保しました。
苦労したのは100%に近い遮光でした。
遮光カーテンに加え、遮光シート、隙間から光が漏れないように、遮光テープもはりました。
電化製品の小さなランプも遮光し徹底的に遮光しました。
快適な室温、湿度管理にも気を配りました。
ホワイトノイズも用意し、室内カメラも設置しました。
寝かしつけのルーティンも大切にしました。
同じ時間に入浴するようにし、最後の授乳は、布団ではなくリビングでしました。
寝室にはいると、絵本を読み、スリーパーを着せるという順序をくずさないようにしました。
そして、歌をうたって「おやすみ」と言って部屋をでました。
いざネントレを始めてみると…
最初の数日は本当に大変でした。
それまで同室ですぐに授乳していたのに、泣いてもすぐに親が来ないのだから泣くのは当たり前。
娘は激しく泣きつづけました。
その声を聞きながらの3分間は、まるで永遠のよう。
やっぱりやめた方ががいいかなと涙が出そうになりました。
タイマーを手元にもって時間がたつとすぐに部屋にいき、「近くにいるよ」と声をかけました。
部屋にはいっても、抱っこをしたりしていけないので、泣いていても数分間声をかけたらまた退出。
初日は、3分・5分と10分…繰り返しで合計2時間。
疲れはてて寝てしまった娘が心配で私は眠れませんでした。
ネントレ2ヶ月間の記録
1ヶ月目:泣き声に向き合い変化が現れ始めた
夜間の頻回起きは本当に大変でした。
周りのママ友からは「うちの子はそんなに夜泣きないです」という話を聞くことも多く、その度に「なんでだろう」という思いで悲しくなっていました。
そのたびにスマホで「夜泣き」「ネントレ」など検索していました。
寝不足でピリピリしていた私は、夫に対しても余裕がなくなっていました。
最初は夜の寝かしつけを手伝ってくれていた夫も、やり方が違うなどといって怒る私に対して「もう手伝わない」と言われるようになりました。
「手伝って」と言いたい気持ちと、イライラして怒ってしまう自分と…。
夫婦関係もぎすぎすしていました。
そんな時に救われたのが、「ねんねママの寝かしつけ強化クラス」との出会い。
同じように夜泣きに悩むママたちと出会い、様々な質問や体験を共有できたことで、「私だけじゃないんだ」と心から思えるようになりました。
一人じゃないと分かるだけで、こんなにも心が軽くなるとは思いませんでした。
その安心感が、次の一歩を踏み出す勇気をくれました。
ねんねママのコンサルもお願いし、躊躇していたファーバーメゾットも始めることにしました。
2日ほどはかなり長く泣いていましたが、数日たつと確実に変化が見え始めました。
うちの娘は体重が少なめなこともあり、夜間断乳はおこなわず、授乳回数を減らすプチ夜間断乳おこないました。
少しずつ授乳の時間の感覚があくようになり、手ごたえを感じました。
ぶりかえしはあったものの2週間すると2回の授乳時間で起きるのみとなっていました。
「おやすみ」といって部屋から出ても泣かなくなり、いわゆるセルフねんねもできるようになりました。
2ヶ月目:少しずつ安定しはじめ…
私自身も、少しまとまった睡眠が取れるようになり、心にも余裕が出てきました。
上の子と絵本を読んだり話す時間ができたことが、ネントレを初めてよかったと思えた瞬間でした。
私の気持ちに余裕ができると、上の子のチック症状も少しづつ改善していきました。
ネントレを断念した理由
保育園入園と新しい環境での変化
順調に見えた睡眠パターンでしたが、保育園入園を機に大きく変わりました。
今まで、授乳の時間に2回ほど少し泣くだけだったのが、
「ぎゃー」と何度も泣き叫ぶようになりました。
保育園に入園すると崩れるとは聞いていたので数週間は頑張りましたが、
保育園でも頑張っているのに、家でこれ以上泣かせることはできないと思うようになりました。
家族で話し合って出した結論
あまりの泣き声だったので、夫と話し合う時間をもちました。
「昼間、保育園でよく頑張っている娘に、これ以上の負担をかけたくない」
「夜は甘えたい分だけ甘えさせてあげたい」
そんな思いを共有し、ネントレの中断を決めました。
決して簡単な決断ではありませんでした。
でも、娘の様子を見ていると、これが今の私たち家族には合っている選択なのかもしれない思えました。
この経験から学んだこと
赤ちゃんの個性に気づけた時間
本気で取り組んだ2カ月間でした。
保育園入園後もやり続けていれば成功したのかもしれません。
でも、私と娘には無理でした。
この数カ月の経験を通し、赤ちゃんの成長には個人差が大きいことを実感しました。
ネントレがすんなり上手くいく子もいれば、そうでない子もいる。
その子なりの成長のペースがあり、ネントレがすべてではないと思えました。
ネントレをやってみたからこそ思えたことだと思います。
柔軟に考えられるようになった私自身の変化
最初は「絶対に成功させなければ」という固い考えでした。
徐々に「今の状況を受け入れながら、できることをしていこう」という柔軟な考えに変わっていきました。
これも大きな学びです。
より深まった家族との絆
夜泣きや授乳の問題は、家族の絆を強めるきっかけにもなりました。
困難な状況の中で、家族で話し合い、支え合うことの大切さを実感しました。
上の子も「〇〇ちゃんが早く寝るように手伝うよ」と言ってくれるようになり、その優しさに何度も心が温かくなりました。
上の子の成長も感じることができるようになりました。
同じように悩むママたちへ
ネントレは、ひとつの選択肢
ネントレは赤ちゃんの夜泣きを減らす効果的な方法のひとつです。
しかし、すべての親子に合うわけではありません。
ネットではよく、ネントレやってよかった…ネントレやって後悔などいろんな検索ワードがひっかかってきます。
ネントレで笑わなくなったなどのワードをみかけると産後の神経質になっているママには気になってしまいますよね。
ネントレをやったからと言ってその後の発達に問題はないとは言われていますし、寝不足でツライ思いをしていたら挑戦してみるのもアリだと思っています。
それぞれの家庭に合った方法を見つけることが大切だと思います。
うまくいかなくても、それは決して失敗ではありません。
いろいろ試してみて自分なりの方法を見つければいいと思います。
赤ちゃんの声に耳を傾けて
何よりも大切なのは、赤ちゃんのサインに耳を傾けること。
泣き方の変化や、機嫌の良し悪し、体調の変化など、赤ちゃんは様々な方法で私たちに語りかけています。
その小さなサインを見逃さない気持ちの余裕を持つことが大切だなと思いました。
あなたの選択を信じて
ネントレを続けるか、中断するか、それとも別の方法を探すか。
正解は本当に人それぞれです。
周りの意見に流されすぎず、あなたと赤ちゃんにとって最善の選択を見つけてくださいね。
一人で抱え込まないで
私の場合は「ねんねママの寝かしつけ強化クラス」での出会いが大きな支えになりました。
同じ悩みを持つママたちと出会い、相談できる場があるというだけで、どれだけ心が軽くなったことでしょう。
周りのママたちと比べてしまうのではなく、同じように悩んでいるママたちと繋がることで、新しい気づきや頑張る力をもらえるかもしれません。
おわりに
私のネントレ体験は「中断」という形で終わりましたが、それは決して失敗ではありませんでした。
この経験を通して、赤ちゃんとの向き合い方や、家族との絆について、たくさんのことを学ばせてもらいました。
今、娘は相変わらず夜中に何度も起きて泣き授乳をしています。
それを「一生続くわけではない」と思えるようになりました。
きっと、彼女なりのペースで眠れるようになる日が来る。
その日まで、母として寄り添っていきたいと思います。
同じように悩むママの皆さん、あなたの選択を信じてくださいね。
そして、頑張りすぎないでください。赤ちゃんとの日々は本当にあっという間です。
今このときを、あなたらしく過ごせますように。
一緒に頑張らないを頑張っていきましょう。
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